GoogleがStitch向けに設計したオープンソースのMarkdownフォーマット「DESIGN.md」を、Atlassianが自社のデザインシステム運用で検証した記録。DESIGN.mdは上部のYAML frontmatterにデザイントークンを機械可読で並べ、下部に設計意図を散文で書く二部構成。コードライブラリは含めず、詳細ではなく「意図」を持ち運ぶ。
検証は「Team '26」キーノートで、Figma MakeがダッシュボードをつくるときにMCPサーバーなしでDESIGN.md単体でもブランドを保てるかを測った。結果、DESIGN.mdはMCP(ADS MCP)と比べてトークン消費が約92%多く、ばらつきも約2.7倍。理由は3つで、必要なコンポーネントだけを取りに行けず毎回全部を読む/約2.5MBのガイダンスを80KB(約19,800トークン)へ圧縮するため50超のコンポーネントの利用ガイドが落ちる/「再実装の手引き」になりやすく既存コンポーネントを使わず作り直す方へ寄る。
結論は、DESIGN.mdはデザインシステムの「スナップショット」を持ち運ぶには有効だが、MCPやAI skillsのような本格的なツールの置き換えではない、というもの。新しいツールの試作、デザインツールとの相互運用、テーマ切り替えには向き、本番の大規模開発やガイダンスを厚く効かせたい場面ではMCP/skillsが優位。