zeroheightが毎年出しているデザインシステム実務者調査の2026年版。世界中のチームから集めた回答をもとに、組織体制・ツール・トークン・採用・自動化・AIの現状をデータでまとめている。
人の話から厳しい。デザインシステムチームの5社に3社が人員不足を訴え、その割合は前年から悪化。経営層からのbuy-in満足度は42%→32%へ落ち、不満は23%→40%に倍増した。「コンポーネントは揃っている、でも使ってもらえない」という採用フェーズの停滞が今年の通奏低音になっている。
ツール面ではFigmaが97%でほぼ独占。ドキュメンテーションはFigma 69%、Storybook 61%、zeroheight 32%が上位。デザイントークンは設計ツールへの定義は90%まで普及した一方、コード/設計間の自動同期を組めているのは40%にとどまる。
AI関連では実験中のチームが36%→46%に伸びた。歓迎されているのはコード生成(71%)とドキュメント生成(60%)。逆に「AIに触ってほしくない領域」のトップはデザイン生成(61%)で、判断・意思決定はまだ人がやる、という空気が透けて見える。
過去エディションは2022〜2025まで公開済み。zeroheight製品の宣伝混じりの構成ではあるが、業界の現状把握に毎年使える定点観測。