tokyogrammarは、UIモデリング・情報アーキテクチャ・日本語UXライティングを研究するリサーチコレクティブ。taki(@takizawave)とyamada(@kohymd)の2名が運営する。
中心概念は「Semantic Big Bang」。生成AIの普及でFigmaのラベルが仕様書に流れ、仕様書がコードの命名に影響するというように、プロダクト内の概念が領域をまたいで交配・拡散する現象を指す。この窓が開いている間の設計判断が今後10年の概念構造を決める、というのがマニフェストの主張。
問題意識は日本語固有の事情にある。dbtやschema.org、Stripe APIといった既存の意味層ツールは、英語の文法がモデリングを半自動的に支援する前提で作られている。日本語は主語省略やサ変構文の曖昧さのせいで、同じ表現が複数のデータ設計を同時に許してしまう。だから日本語には固有の道具が要る、という立場だ。
意味層をOntology、Grammar、Meaning Token、Worldlineの4領域で捉え、観察(プロダクト言語の形態素レベルでの構造化)、展開(曖昧な仕様からの設計パターン並列化)、監査(意味のブレのlinter検出)、修復(意味的負債の計測)の4層でオープンソースの道具を開発していくとしている。